ことのライフサイクル

  ① 発生(導入)期   春   ゆっくりと
  ② 成長期  夏   大きく変化
  ③ 成熟期  秋   しばらく安定
  ④ 衰退(再生)期  冬   ゆっくりと

 

マーケティングの分野で製品のライフサイクルとして上の4つの分類が用いられます。そしてそれは放物線を組み合わせたようなカーブ(正弦曲線:サイン波に近い形)で変化することも知られています。また発生から成長期が早いとサイクルの期間が短くなると言われています。(流行の変化や動植物の寿命からも明らかです)

そして地球上の万物のすべてもそのように変化しています。しかも全く同じままでは再生できません。大きな流れに適応しものだけが新たに生まれ代わり出てくるのです。私たちの周りの企業も同様です。成長や成熟の期間は努力せずには伸ばすことは出来ません。さらに環境の変化に合わせて生まれ変わらなければ成りません。そうしないと続かないのです。これはある意味で宿命かもしてません。だからお客様に対する支援や指導も置かれた状況を十分に認識し把握して適切なものでなければなりません。

 

参 弐 戦 略

 

経常利益(または売上総利益)を前年対比3割増し

人員を対前年比2割増しの事業計画を作成し実行していくこと

 

事業を発展させていくためには、目標とすべき数値が明確でなければなりません。

しかしながら、多くの経営者は、目標が曖昧であったり、数値が適正であるかどうか分かりません。コンサルタントの先代所長日高康裕は長年の研究の結果、上記の数値目標が創業発展時に適正な数値と結論に至りました。

創業時から10年続けることが出来れば、地域で同業者からも注目されるほどの会社になります。

もし、30年続けることが出来れば、株式上場出来るほどの会社になるでしょう。現在、創業者1代で上場会社になった企業の多くがこの数値に当てはまります。

経常利益または売上総利益となっているのは、同族会社では節税目的のため経常利益を増やさないところもあるからです。また、売上高でないのも 値引き等で安易に目標を達成することを戒めることと、仕事の内容の変化によって利益率も変わるのだから比較対象に適していないからです。

 会社の創業成長期は、経済社会の好況不況を考えてはいけません。成長期としての勢いがあるからです。この時期に成長ができなければ経営者が変わらない限り、大きく成長することはほとんど不可能です。低過ぎずかつ現実可能な高めの目標値として3割増しは適切でしょう。

人員の2割増しには戦略的意味があります。人員の増加には必ず組織の構築と育成という課題が生じます。計画に基づき確実に人財を育成していかないと会社の長期発展は望めません。2割増しは、一般的に言われている「収入の増加より経費の増加を抑えること」、あるいは利益3割増しの語呂合わせではなく、無理ない合理的な最大の目標値です。

これらの数値目標は数年の短期期間であれば簡単にクリア出来るかもしれません、しかし、長期間持続するのは大変困難なことでしょう。創業されて間もない会社の経営者は、ぜひ挑戦してもらいたいと思います。ロマンを失わないかぎり成長期と考えましょう。

また、新分野に挑戦される経営者のみなさまは、既存の事業とは別に、この数値目標に挑戦して第2第3の創業発展を果たして頂きたいものです。

 

成熟期にあたっての戦略

 

人の一生や商品、流行に至るまで、万物はすべて、発生(出現)してから成長発展、成熟、衰退消滅のサイクル過程を描く。企業経営において成長期を経て成熟期に至った経営者は、より安定化に力を注ぐことが必要となる。決して収益性、成長性を考えなくて良いと言うわけではないが、優先順位を移行させると言うことである。ただ守りに入るわけではない。あくまでも全体的バランスを維持しながら主役が変わると考えたら良い。

 

この時期には、数値として貸借対照表の比率により注目する必要が生じる。

 

ポイントは

1.現金預金が総資産の3割を切らないこと

2.自己資本比率が5割程度あること

こうした数値を達成出来ていれば、外部状況が多少悪くなってもすぐに会社が傾くことはない。

しかし、安定が大事であるとしても、会社の資産は活用することに意味がある。

個人の財産とは異なり保有し増加させることが目的ではない。活用できない あるいは再投資しないのは経営者の無責任・怠慢である。

 

 じっくりと時間を取りながら次の戦略を考えること

 

経営者がまだ若く意欲的な場合は、自ら関連する新しい分野に挑戦をはかる

後継者がいれば本格的な育成に力を注ぐ。いなければ探し出す努力を惜しまないこと

好調な現在の事業をより質の高いものに改善改革し、より長く繁栄が続く体制をつくる

 

いくら財務内容が良くなっても、次の手を打たなければ、事業はあっという間に繁栄期を終え、衰退期に向かう。油断大敵である。

 

目標は一つだけではない

 

 誰でも調子の良いときもあれば悪い場合もある。ある程度幅を持たせた方が達成しやすい。そこで個人的に複数の目標は作成することを奨励します。

 

    目標A : Wonderful  最高・夢のような目標   150 %以上

    目標B : VeryGood  よくがんばったね目標   120%程度

    目標C : Good       すこしがんばったね目標  105%程度

    目標D : OK         出来る最低限達成目標    80%程度

                          

  Aの目標が達成出来たら どんなよい気分が味わえるか想像してみましょう。

  Aの場合の自己へのプレゼントは何にしますか?

  Bの場合の自己へのプレゼントは何ですか?

  Dの場合の罰ゲームは?

 

最悪の事態に備える方法

 

 よく最悪の事態のことを考えると意識がそちらに向かってしまい、かえって悪い結果が生じることになるからやめた方がよいと言われることがある。だから、常にプラス思考でなければいけないとのこと。しかし、それでは実際に最悪の事態に遭遇すると、パニックに落ち入りよりひどい結果をもたらしかねない。たとえ最悪であっても、被害は最小に止めるべきである。そのためには次のような方法を奨励します。

 

 ① 起こりうる最悪の事態をあらゆる角度から徹底的に予測し、箇条書き

       にする。

 ② それぞれに対し具体的な対応策をいくつも考える。

 ③ それのうち現実的なものをまとめ「マニュアル」として紙に書き上げ

   る。

 ④ 書いたものは封筒に入れて封をする。そして非常時にすぐ取出せる場

       所に保管する。

 ⑤ それを「お守り」あるいは「保険」と考えるようにする。

 ⑥ あとは、目の前のことに集中し、悪いことは全く考えない。

   良いことのみが起こると考える。(成功、達成出来ると自己暗示をか

       ける)

 

    整理  必要でないものを区別し処分すること

    整頓  使いやすいように工夫し配置すること

 

  一般に整頓よりも整理の方が数段も難しい。そのためには、基本となるルールを決めることです。そのルールに従って淡々と処理するとうまくいきます。

 

整理のルール

保存が必要なものは処分の期日を明確にしておくこと
  (永久保存、7年、5年、3年、1年など・・・事務所内で一般社員が通常業務に使用するもので、永久保存が必要なものなどありえないはず)
 1年以上使用していないものは原則処分する
  (ただし消火器などのように緊急に必要なものの例外もある。)
まれにしか使われないものは最小限のストックにする。
深い思いがあって、捨てにくいものはデジカメで写真を撮って本体は捨てる。
個人が使っていた文具の不要品等は、引き取り手がなければ処分する。
一定期間ごとに棚卸しチェックを行う

整頓のルール

所定の場所を決める
  (分かりやすい、使いやすい、ムダが少ない、事故やミスが起きにくいなどを考慮する。上手に行えば数段の効率がアップする。美的に隠すよりも「見える化」を!)
所定の量を決める。
  (発注や処分の基準となる)
使い終わったら必ず所定の場所に戻すこと
定期的に掃除し確認すること
個人の自主性に任せると甘くなるので、場所別の責任者を決めてチェックを
  行う
   

合理化・効率化のためのチェクリスト

まとめてすることは出来ませんか?

省略・簡略化出来ませんか?

順番を入れ替えることは出来ませんか?

分けて大事なところのみに時間をかけること(集中)は出来ませんか?

重要だが緊急性の無いことを後回しにしていませんか?

仕事(処理)の単位(量や時間)を変えることは出来ませんか?

あなたにしか出来ないことですか?

優先順位を考えていますか?

優先順位の変更は調整できていますか?

タイムリミット(処理の賞味期間)は守られていますか?

その仕事(作業)をやる理由は きちんと説明出来ますか?

新しいやり方や ほかのやり方を検討してみましたか?

確認すべきところで確認出来ていますか?

ミスが発見しやすいシステム(手順)が採られていますか?

書類の整理整頓が出来ていますか?

暇な時期に変更出来ませんか?

お客様や他のスタッフ(上司)にお願い(相談)しましたか?

作業が複雑な場合、指図書・工程表などを作っていますか?

余分なものを預かっていませんか?

処分できるものを残していませんか?

作業環境に問題はありませんか?

分からないことで作業が止まっていませんか?

経験がないことなのに判断することが多く負担になっていませんか?

変更などで、お客様や上司の承認(確認)は取れていますか?

やる仕事の目標(量や時間)を意識していますか?

大事な点は記録に残していますか?

自分で楽しめる工夫をしていますか?

どうすれば早く正確に出来ますか?

時間やコストの制約がないとすれば どうしますか?

 

                            

具体化

いつまでに(時期・期間)

どこまで、どれだけ(質・量の数値や範囲)

方法・手段は?(責任者は誰?)

 

                            

コミュニケーションとは

意味(情報)と意識(気持)の両方を伝えること

「伝えたこと」と「伝わったこと」には、必ずギャップがあるもの。

解りやすい言葉で、情熱を持って、繰り返し伝える。

 

                            

成功の要件24

  1.  バランスを取る(偏らない)

  2.  優先順位付け(ウエイト付け)

  3.  即断・即決

  4.  リスクが大きくなければ、まず行動すること
  5.  一所懸命に努力を続ける。簡単に諦めない。
  6.  自分の利益は控え目に、周囲に還元することを忘れない。
  7.  成功出来ない原因は自分にあると考える。他のせいにはしない。
  8.  約束は守る。責任を果たす。
  9.  恩・感謝を忘れない。

10.  機運の流れに逆らわない。しかし、当てにはしない。

11.  トラブル、変化はチャンス。適応の早さが発展につながる。
12.  競合の少ない場を探し出し、または創造し、そこで絶対的優位に立つこと。
13.  大きな成果を狙うよりも、小さな成功を積み重ねる
14.  長期の夢・目標に対しては楽観的に、目の前の問題に対しては冷静に
15.  組織やプロジェクトに参画する人たちの価値観をひとつにすること。
16.  困難な時でも、笑顔、明るい言葉・ねぎらいの言葉を忘れないこと。
17.  自分には厳しく、他人には寛容に
18.  情報、ノウハウを積極的に公開した方が、成功は速くなる
19.  長所・利点は最大限に活用する
20.  まず現状を受け入れ、そして成功・成長できることを信じて疑わない。
21. 良い習慣を身につける。習慣化するまで徹底する。
22. 変えて良いものと、変えてはならないものの区別が適切に出来る。
23. 真似るのが上手。しかし、必ず、プラスアルファがある。
24. どんな苦境でも、良かったこと(Good)探しが出来る。

 

当事務所は弥生PAP加盟事務所です。
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